ストレスは寝つきを悪くし、深い眠りを妨げます

ストレスを受けると、交感神経の働きが活発になり、脳が緊張状態になります。そのため、睡眠のリズムに乱れが生じて不眠が起こりやすくなるのです。

睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、この2つが交互に訪れて睡眠のリズムをつくります。レム睡眠では、体の力は抜けていますが、脳の一部は活動しています。
一方、ノンレム睡眠では、脳波完全に休んでいます。私たちが眠りにつくと、まずノンレム睡眠が現れ、その後にレム睡眠が現れます。

ストレスが加わると、この睡眠のリズムが乱れてノンレム睡眠が減り、レム睡眠が増えます。寝つきにくいだけでなく、熟睡できないことも多くなります。

また、眠りを妨げているストレスがなくなっても、「また眠れないのではないか」という不安から、慢性的な不眠に陥ってしまうことがあります。

1週間に3日以上の不眠が続く場合は「慢性不眠」と考えられます。うつ病などの病気が隠れていることもあるため、原因をきちんと確かめたうえで、対処することが大切です。
不眠を改善し、質のよい眠りを得るためには、次のような方法があります。

遅寝・早起き
不眠の人の場合、床についている時間は長くても、途中で何度も目が覚めてしまうというケースが多くなっています。そこで、床に入る時間を遅らせて、朝起きる時間を早くします。寝床にいる時間は短くなりますが、中途覚醒が減るため、熟睡感が得られるようになります。

眠くなってから床につく
体が睡眠の準備ができていない状態で床についても、眠れないものです。「眠らなくては」という気持ちがストレスを高め、ますます眠れなくなることもあります。眠くなってから床につくのが基本です。30分以上眠れない場合は、無理に布団の中にいないで、いったん床を離れましょう。

昼間に太陽の光を浴びる
昼間、積極的に太陽の光を浴びることが重要です。それによって、体内時計が調整され、生活リズムが整ってきます。

刺激物を避ける
コーヒーや紅茶、日本茶などに含まれるカフェインには、覚醒作用と利尿作用があります。眠る前に飲むと寝つきが悪くなり、夜中にトイレに行きたくなり、眠りが妨げられます。