ナルコレプシーの治療には中枢刺激薬が使用されます

ナルコレプシーの治療は、まず生活指導によって、しっかりとした睡眠習慣をつけることが大切です。毎晩同じ時刻に就寝し、同じ時刻に起床するようにします。

薬物療法としては、まず日中の過度の眠気や睡眠発作の治療に中枢刺激薬であるメチルフェニデート(商品名:リタリン)やペモリン(商品名:ベタナミン)を症状の程度に応じて用います。

日中の情動性脱力発作や睡眠麻痺の改善には、クロミプラミン(商品名:アナフラニール)やイミプラミン(商品名:トフラニール)などの三環系抗うつ薬を使います。夜間は少量の睡眠導入剤や精神安定薬で、十分な睡眠がとれるようにします。

また合併症として肥満、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群などがよくみられるので、この面の治療も必要になります。

ナルコレプシーの患者さんは日中に眠気に襲われて眠ってしまうため、「怠けている」などあらぬ誤解を受けたり、周囲の理解を得られないことがあります。適切な対応をすれば治りますので、まわりがこの障害への理解を深め、治療に協力していくことが不可欠です。