不眠が日常化するとストレスホルモンの増加で血圧が上昇します

不眠自体が血圧を上昇させることがわかっています。健康な人を対象に行った調査では、睡眠時間が短いと、血圧の上昇と心拍数の増加が見られます。高血圧の人であれば、不眠が病状を悪化させる要因になります。

健康な人では、睡眠中は血圧が10%程度下がります。しかし不眠がある人では、それ自体がストレスになってストレスホルモンが多く分泌されると同時に、交感神経が興奮して血圧が上昇します。

通常は、昼間活動しているときは交感神経が優位に働き、睡眠時は脳と体を休息させるために副交感神経が優位に働きます。しかし、不眠があると、交感神経が興奮したままになり、就寝中に血圧が下がらず、高血圧を悪化させてしまいます。

また、交感神経の興奮は心拍数も増加させるので、心臓にも負担をかけます。そのため心筋梗塞や狭心症などの心臓病も招きやすくなります。

高血圧に伴う「イライラ感、頭痛、動悸」などの症状で不眠が起こることもあります。また、一部の抗圧薬には副作用で不眠を起こすものもあるため、担当医に相談しましょう。