睡眠ポリグラフ検査などが行われます

睡眠障害の評価に用いられている検査法には以下のようなものがあります。

睡眠ポリグラフ検査(PSG)
睡眠および睡眠に伴う生体現象を同時に測定するもので、現在最も広く行われている検査です。この検査では脳波、心電図、眼球運動、顎や下肢の筋電図に加え、必要に応じて呼吸運動や換気の様子、いびきを記録することもできます。

これにより、眠りにつくまでにかかった時間、眠りの深さ、持続時間などの評価に加え、異常行動や呼吸状態なども評価できるので、睡眠時無呼吸症候群むずむず脚症候群、レム睡眠行動障害などさまざまな睡眠障害の診断に有効です。

検査室で一晩測定するのが原則ですが、日中30分のみ測定するデイタイムPSGや、長時間連続測定するために携帯型脳波計を用いて測定する場合もあります。

入眠潜時反復測定検査(MSLT)
客観的な眠気を評価するために行われる検査方法で、日中に過度の眠気を訴える患者さんに対して用いられています。朝2時間ごと4回以上を検査室で眠って脳波を測定し、眠りに付くまでの時間を測定します。

眠りにつくまでかかった時間が短いほど眠気が強いと判断します。1回の入眠に要した時間が10分以上だと正常、5分以下だと病的な眠気と判断されます。

アクチグラフ
アクチグラフは、長時間の睡眠と覚醒のパターンを記録する測定器のことで、腕時計のような形をしています。睡眠状態誤認や睡眠・覚醒リズム障害など客観的に日常の睡眠時間の評価が必要なときに有効です。

腕時計型の測定器を終日、ほぼ1〜2週間以上装着し、測定器内の加速度圧を連続測定することで高同僚を記録します。

血中メラトニン濃度測定
体温や脈拍、血圧を下げて、体に対して眠りの準備をさせるメラトニンというホルモンの濃度を測定します。血中メラトニン濃度は、深夜2〜4時ごろにピークになるリズムを持ち、運動や食事などの影響がないことから、現在もっとも正確な生体リズムの指標とされています。

測定は入院して行い、1回の測定時間は24時間で、およそ1時間ごとに留置針から採決をします。測定費用が高額なのが難点です。

深部体温測定
人間の深部体温(直腸温)リズムは、体内時計の影響を強く受けていることが知られており、血中メラトニン濃度測定に比べて、体への負担が少なく、費用もかからないため、概日睡眠障害の精査によく用いられています。