国際的な診断基準が設けられています

むずむず脚症候群の診断は、国際RLS研究班(International restless legs syndrome study group)が考案した診断基準に従って行います。以下の4つがその必須項目です。

  1. 不快な下肢の異常感覚に伴って、足を動かしたいという強い欲求が起きる。
  2. 症状が、寝ている状態や座ったりしている状態でも始まる、あるいはひどくなる。
  3. 症状は、体を動かすことによって改善、または治まる。
  4. 症状は、日中より夕方から夜間にかけて強くなる。

一般に、睡眠に関連した疾患であることから、睡眠ポリソムノグラフィー(PSG)などの検査が必要な疾患だという風潮がこれまでありましたが、そういった検査をしなくても上記の4つの基準を満たせば診断できるとされています。

また、1週間の足の不快な感覚の程度や動き回りたい欲求の程度、睡眠の障害や日中の疲労感、眠気を聞くことにより重症度がわかり、治療効果の判定にも活用されます。

皮膚の乾燥による"かゆみ"とは区別が必要です
高齢になると皮膚が乾燥してかゆみが起こりやすくなります。特に空気が乾燥しやすい冬は、かゆみに悩まされる人が多くなります。

こうしたかゆみは、皮膚の表面に起こるものです。通常、保湿剤を塗ってスキンケアしたり、室内の乾燥を防ぐなど、日常生活の中で注意することで改善します。

一方、むずむず脚症候群の不快な症状は、皮膚の表面ではなく、足の内部に起こります。症状が重い人には「足の中に手を入れてかき回したい」と表現する人もいるほどです。

むずむず脚症候群の場合は、睡眠障害を専門にしている医療機関を受診し、適切な治療を受ける必要があります。もし、近くに睡眠障害の専門医療機関がない場合や、精神科もしくは神経内科に相談してみましょう。